メンタリスト シーズン1第1話(2周目の感想)

メンタリスト<原題The mentalist>2008-2015

 7年近く続いた、サイモンベイカー主演の人気アメリカドラマの記念すべき第1話。既にファイナルシーズンまで視聴済みだが、もう一度見返して感想を書き起こそうという企画。続くかな~。ネタバレは基本的には無しで書こうかと思います。まあ、軽く神の視点で語ることはあるかも

 

 と、いう事で第1話。アメリカドラマはPilot版、つまり1話目の出来によって今後シリーズが続いていくかどうかが決まるので、第1話は重要。初めて見る人にキャラクターの魅力、物語の方向性、独自性を示さなければならない。そういう視点で見ると、このメンタリスト1話では様々なことが凝縮されている。

 

 まず、主人公パトリック・ジェーンについて。彼が今までの刑事ドラマの主人公とはテイストが違う人物であることが良く書かれていたと思う。記念すべきドラマの初事件で犯人が射殺される展開ってなかなか無いのでは?(^_^;)。明らかに犯人射殺の要因を作ったジェーンさんでしたが、まったく悪びれるそぶりもなく…。自業自得だよ~なんて言っちゃったりね

 

 しかし、宿敵レッドジョンが関わると目の色が変わりますね。結局模倣犯でしたが、捜査員がへらへらしながら事件を解説しているのを見てブチギレ。彼に対して「不愉快だ」なんて言ってましたが、おまいう??って感じですよネー

 

 そう、基本的にはジェーンさんはへらへらして人が目の前で自分の所為で射殺されても軽口叩くような人間なのですが、レッドジョンが絡むと途端に余裕が無くなるんですよねー。体力仕事はいつも他人に任せてるので体力も全くないのですが、手紙を差し出されて全速力で疾走。ジェーンの人間性と、レッドジョンへの執着が1話にしてわかるエピソードでした。

 

 1話ながらにして、ジェーンの過去が完全開示されるのもこのドラマの特徴かなと。普通だったら、レッドジョンにここまで執着する原因となった過去はシーズン進んでから過去編として明かされてもおかしくないですが、このドラマは1話で開示。Pilot版を何とか成功させて軌道に乗せてやるという意気込みを感じますね。

 

 CBIのメンバーも登場。まだキャラが固まっていないので、キンブル・チョウ(アジアン系の捜査官)のキャラがブレてて後から見ると面白いんですよねー。初期はちょっと失言したりするのですが、シーズンを追うごとにどんどん堅物キャラに。それがまたいいんですけどね!

 

 ジェーンとCBIメンバーの関係性の変化もこの作品最大の魅力の1つです。刑事ドラマって、日常会話が面白くないと続かないと思うのですが、その点メンタリストは各キャラのバランス、会話が見ていて楽しいので飽きることは無いですね。

 

 長くなりましたが、1話はこんなところ。シーズンを追うごとにジェーンがレッドジョンに近づいていくのを応援しながら、1つ1つの事件を楽しめるのが良作たる所以です。

 

 ブログ、続くかな~